路線バスで使用する軽油の一部をカーボンオフセット燃料に変更
東武バスグループの東武バスセントラル株式会社(以下、東武バスセントラル)は、路線バスなどでカーボンオフセット燃料の利用を2025年6月から開始した。千葉県柏市にある同社西柏営業事務所で使用する軽油の一部を同燃料に置き換え、CO2排出量を年間で約1500トン削減するという。2025年6月19日に発表した。
国内バス事業者で初めて出光のカーボンオフセット燃料を導入
東武バスセントラルが今回導入したカーボンオフセット燃料「出光カーボンオフセットfuel -ICOF-」は、軽油の使用時に発生するCO2排出量に相当するカーボンクレジットを付与し、CO2排出量を実質ゼロとする。出光興産株式会社(以下、出光興産)が発売し、東武商事株式会社(以下、東武商事)が供給する。同燃料を国内のバス事業者として本格的に導入するのは東武バスセントラルが初だという。
図1 カーボンオフセットの概要
出所 東武バスセントラル株式会社 新着情報 2025年6月19日、「バス事業者として国内初の本格導入! 軽油使用時のCO2排出を実質ゼロとする『出光カーボンオフセットfuel -ICOF-』を導入いたします!」
東武バスセントラルを含む東武グループは、ゼロエミッション車両の導入や事業所への太陽光パネルの設置、バイオ燃料の導入など、環境負荷の低減に取り組んでいる。今回のカーボンオフセット燃料の導入はその一環である。